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ビットコインでチップを贈り合う|CloudTip公式ブログ

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残業を減らした社員に仮想通貨を自動配布!?三菱UFJグループの新たな試み

三菱UFJグループの企業コイン「OOIRI(オオイリ)」|ビットコインウォレットはクラウドチップ

2016年10月15日、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下のカブドットコム証券株式会社が、同グループのFinTech推進組織であるMUFGイノベーションラボと、イスラエル発のFinTechベンチャーであるZEROBILLBANK LTD(Co-founder CEO堀口純一)と協働し、企業コイン「OOIRI(オオイリ)」の導入を開始することを発表しました。

OOIRIは、ZEROBILLBANKが提供する仮想通貨の発行・管理プラットフォーム「ZEROBILL コア」を活用し、ブロックチェーン上で発行されます。ただし、組織内だけで運用されるプライベート型のブロックチェーンを採用しているため、ビットコインのように取引所等を通じて不特定多数の人が入手できるものではなく、企業が社員に対して発行することで入手できる形となるようです。

www.jiji.com

 

報道記事によるとその発行方法がユニークで、地図上の特定エリアに仮想的なフェンス(柵)を設置し、ユーザーのチェックイン、チェックアウトを判定するジオフェンシング技術を用いることで、社員の出退勤時刻を自動的に算出し、残業が少ない社員にOOIRIを付与する仕組みです。ひとまず対象エリアは、カブドットコム証券の本社と、MUFGイノベーションラボの活動拠点がある大手町エリアとなるようです。

この他にも、歩いた距離に応じて付与したり、社内活動に対するインセンティブとして付与したりと、福利厚生に役立てていく考えで、MUFGが進める働き方改革や健康経営の推進を図る狙いがあります。

ちなみに、ジオフェンシング技術と聞くと耳馴染みがないかもしれませんが、現在はクーポンや観光情報の配信アプリなどでも広く用いられていて、意外と私たちの身近なところでも活用されています。最近では、社会現象になったゲームアプリ「ポケモンGO」にも使われています。

三菱UFJグループの企業コインの仕組み|ビットコインウォレットはクラウドチップ

 

発行されたコインは、ZEROBILLBANKが提供するモバイルウォレットアプリ「Z-WALLET」で自動的に受け取ることが可能で、1回あたり円換算で数十円程度、月額で数千円相当のコインをアプリ内に貯められるようです。

貯まったコインは、近隣の飲食店などで使用できるようになるとのことで、どの位の数の店舗がこの取り組みに参加するのかも気になりますね。

また、社員間でコインを送り合うこともできるため、アドバイスをくれた先輩に感謝の気持ちとして送ったり、いつも頑張っている部下に労いの気持ちを込めて送ったりと、社員間での新たなコミュニケーションツールとしての役割も期待しているようです。

kabu.com

 

まずはカブドットコム証券で取り組みをスタートさせますが、今後は三菱東京UFJ銀行にも同様の試みを広げていく考えがあるようです。同行では、2017年秋ごろの発行を目標に独自仮想通貨「MUFGコイン」の開発を進めているので、社内でのノウハウ蓄積のほか、OOIRIを「貯める」「使う」というアクションを通じて、社員・行員に仮想通貨の利便性などを感じてもらおうという狙いもありそうですね。

また、2017年中にはカブドットコム証券の顧客にも発行する予定とのことです。詳細はまだ明らかにされていませんが、企業ポイントやキャンペーン等でのキャッシュバックの一環として活用されるのでしょうか。続報を待ちたいところです。

www.asahi.com

 

今回のような取り組みが他のメガバンクや一般企業にも広がっていけば、仮想通貨がより身近に感じられるようになり、実社会におけるビットコインなどの普及にも弾みが付きやすくなるので大歓迎ですね。